執筆:水面ラボ編集部|更新日:2026-09-04
進入(しんにゅう)とは
進入とは、スタート前に6艇がどのコース(1〜6コース)に並ぶかを決める駆け引きのことです。競艇の枠番(1〜6号艇)はピット離れの位置を表すもので、そのままレースのコースになるとは限りません。スタート前の「待機行動」の中で各艇がコースを取り合い、最終的な並び(進入隊形)が決まります。この隊形は勝敗に直結するため、予想では必ずチェックします。
ピットアウトから進入までの流れ
レース前の各艇の動きは、おおむね次の順番で進みます。
- ピットアウト:ピット(待機所)から一斉に発進する
- 周回展示:本番と同じ水面を1周し、ターンや直線の伸びを見せる
- 待機行動:スタートラインの手前でコースを取り合う
- 進入確定:各艇のコースが決まり、助走に入る
- スタート:大時計に合わせて一斉にスタートラインへ向かう
枠なり進入
枠なり進入とは、1号艇が1コース、2号艇が2コース……というように、枠番どおりのコースに素直に入ることです。現在の競艇では、この枠なり進入が全体の大半を占めます。枠なりであれば1〜3号艇がスロースタート、4〜6号艇がダッシュスタートになるのが基本形で、予想の前提として扱いやすい隊形です。
前づけ(まえづけ)
前づけとは
前づけとは、外側の枠の艇が、内側のコース(多くは1〜2コース)を奪いに行く動きのことです。例えば4号艇が1コースを主張して内へ切り込むと、本来1コースに入るはずだった1号艇は外へ押し出されます。
前づけのメリットとリスク
前づけをした艇は、外枠でも内側の有利なコースを取れる可能性があります。一方で、コースを奪い合う分だけスタートラインから離れた「深い進入」になりやすく、助走が足りずスタートが甘くなるリスクを抱えます。また、押し出された選手が逆に前づけを仕掛け返すこともあり、進入隊形が本番直前まで読みにくくなります。
進入が予想に効くポイント
- スタート展示で隊形を必ず確認:出走表の枠番ではなく、スタート展示で見せた並びが本番の隊形になる可能性が高いと考えます。ただし展示と本番で変えてくる選手もいるため、直前情報も合わせて見ます。
- 前づけがあると荒れやすい:進入が乱れると全体のスタートが不安定になり、まくり・まくり差しが決まりやすくなります。買い目は頭を広げる方向で組みます。
- 選手の傾向を把握する:前づけを多用する選手や、逆にどんな枠でも枠なりで入る選手がいます。地元選手やベテランは自分の型を持っていることが多く、過去のレース傾向が参考になります。
- 深い進入は内の逃げに不利:1号艇が前づけで押し出された場合、1コースを取り返しても助走が浅く、逃げ切れないことがあります。
よくある質問
枠番と進入コースは違うのですか?
違います。枠番はピット離れの位置で、進入コースは待機行動の駆け引きで決まります。現在は枠番どおりに入る「枠なり進入」が多数派です。
前づけは反則ではないのですか?
反則ではありません。待機行動のルールの範囲内で認められたコース取りです。ただし極端な妨害と判断されると出走妨害を取られることがあります。
進入隊形はどこで分かりますか?
スタート展示の並びが最も参考になります。加えて、直前情報やレース実況でも「4号艇が1コースを主張」といった形で伝えられます。
前づけがあると必ず荒れますか?
必ずではありませんが、スタートがそろいにくくなるため、内の艇の逃げが決まらず配当が上がるケースは増えます。
初心者は進入をどこまで気にすべきですか?
まずは「枠なりかどうか」だけ確認すれば十分です。枠なりでない、または前づけの動きがある場合は堅い頭固定を避け、買い目を広めに取ると安全です。
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